働き方も自由になりつつある昨今、「ノマドワーカー」という働き方をする人が増えてきています。ノマドとはフランス語で遊牧民という意味で拠点を持たず自由に旅をしながら仕事をする人たちのことを指します。主にパソコン一つで仕事ができる人たちが日本や世界を旅しながらノマドをしています。
日本人に人気な海外としては東南アジアなどがありますが、台湾もおすすめです。私は2年半台湾で生活した経験があり(ノマドではありませんでしたが)、フリーランスにおすすめなカフェなどがたくさんあります。そこで今回は台湾でノマド生活するために必要なもの、1ヶ月の費用などをまとめたいと思います。台湾にノマドしてみたい方は参考にしてください。
ノマドに台湾が適している理由
日本人のノマド先として台湾が適している理由はいくつかあります。今回は私が2年半生活して感じた台湾のいい点をまとめました。
1.日本から距離が近い(時差が少ない)
台湾は日本のすぐ下に位置し、東京からは飛行機で3時間くらいの距離にあります。とても近いので初めのノマド先としてはとてもおすすめです。しかも時差も1時間しかないので、日本での仕事の業務や連絡なども取りやすいです。

ノマドで地味に負担なのが仕事を受けている現地との時差。時差が長いと場合によっては深夜に作業なんてことも。台湾は1時間しか時差がないので、日本の仕事を受けている場合はそこまで負担ではありません。
2.コンセントやWi-Fiがあるカフェが多い


私は台湾に滞在中は台湾現地の会社に勤めていたのですが、パソコン作業だったので、近くのカフェやコワーキングスペースで作業してたことも多いです。台湾にはコンセントやWi-Fiがあるカフェが多く、よっぽどのことがない限り店員さんもパソコン作業を注意してきません。チェーン店で一番王道なのが「路易莎咖啡(ルイーザコーヒー)」。値段も安く、台湾全土に展開しています。各店舗にコンセントなども設置されていることが多いので、ノマド作業にはおすすめ。



路易莎咖啡(ルイーザコーヒー)は学生などにも大変人気で、週末などにはパソコン作業する人でごった返します。台湾国内ではあまりにも自由な人が多いと言われるほどw(そこは台湾なのでご愛嬌ということで)
年配の方の井戸端会議や学生の勉強など、個人的にはなんでもありなカフェですw
そのほかにも私が以前まとめたおすすめカフェの記事もあるので参考にしてみてください!


3.親日の方が多く治安がいい


台湾は世界でも特に親日の方が多い国です。日本人というだけで優しく接してくれます。また治安もかなり良く私もびっくりすることが多々ありました。



一番驚いたのは、カフェでパソコンやバックをそのままにして、別の場所に外出する人がいることですね。後お酒を飲み人も少ないので、夜でも安心して歩くことができます。むしろ日本より治安いいんじゃないかと思うほど。
4.ご飯が美味しい


個人差はありますが、世界と比べると台湾のご飯は日本人に合うメニューが多いと感じます。日本でも有名な魯肉飯や牛肉麺、小籠包などはお口に合いますよね!そのほか、ローカルなグルメもお手頃な値段で食べることができます。
私が2年半生活してきておすすめなのが、「自助餐」。直訳すると台湾式ブュッフェのことで、100元(約500円)ほどで、自分の好きな食べ物を取ることができます。台湾で生活で悩みなのが野菜不足になりがちな点。自助餐では野菜をたくさん摂ることができるので健康にも安心です。台北市内などにもたくさん自助餐のお店があるので探してみてください!
台北に住んでいた時によく行ってたのがこちら↓
ベジタリアンのお店で値段もかなり安いです!
(意外かもしれませんが、台湾は世界で2番目にベジタリアンが多いんです)
台北MRTオレンジラインの「行天宮駅」1番出口すぐにあります。コスパも良くて味付けも美味しいですよ!



台湾の街中を歩いていると「素食」という文字を見かけることが多いと思います。これはベジタリアン料理という意味です!
5.コンセントタイプや電圧が日本と同じ
海外に行くとコンセントのタイプや電圧が違うことで、変換プラグや変圧器を持っていけないこともしばしば。しかし台湾は日本と全く同じなので準備する手間もありません。日本と同じ環境でノマドができるのも初めてのノマドにはおすすめな理由です。
海外でノマドをするために必要なものは?
海外でノマドをする前に準備しておいた方が良いものがいくつかあります。台湾の場合、日用品などは日本と同じように購入することができるので、準備が必須なのは少ないです。
1.VPN
台湾に限らず、海外でノマドをするときに準備しておいた方がいいのがVPNです。VPNとは日本語では仮想専用通路網と呼ばれております。例えば、WordPressを例に挙げると、海外からのアクセスを制限するため、セキュリティの観点から日本国外からはアクセスできません。(サーバーのセキュリティを外せばいけるのですが)その問題を解決するのがVPNです。VPNによって「このパソコンは日本からアクセスしているよ」と設定することで、海外からでも日本と同じようにアクセスが可能になります。
私が台湾にいた時に使用していたのがこちらのVPN↓


セキュリティもよくネットのつながりもよかったのでおすすめです!
2.現金(台湾元)
台湾では日本のクレジットカードが使えないことがとても多いです。私もコンビニなどで日本のクレジットカードを使用しようとしたことがあるのですが、使えませんでした。ホテルや、高級レストランは使用できるかと思います。しかし小さなレストランなどでは使用できません。
そして、夜市や屋台、ローカルな場所になってくると、現金だけの場所がほとんどです。そのため、ノマドに行く際にはある程度の現金は持って行くようにしてください。



台湾では現地のモバイル決済(LINEペイや支付宝)が人気です。しかし日本のモバイル決済は使用することができませんので注意してください(2025年10月現在)
元への両替は日本で行うより台湾で行った方がレートがいいです!
3.折り畳み傘
折り畳み傘なんてあまり必要ないよ!と思う人もいるかと思いますが、台湾では天気予報が晴れでもスコールのような雨が毎日のように降ります。(特に夏ごろ)台湾でも購入することは出来るのですが、日本より割高なのでどうせ使用頻度が多いものは日本で購入して持って行った方がいいです!
4.悠遊カード
日本でのSUICAのようなカードです。台湾現地で購入することができます。この悠遊カードが便利で、チャージしておくと、交通機関やコンビニ、スーパーなどでも使用することができます。現金を持ち歩くのが嫌な人は悠遊カードを購入してチャージすることもおすすめです!



台湾国内で使用できるレンタルバイクの「youbike」なども悠遊カードがあれば使用することができます。特に移動の際にはかなり便利なので購入しても良いかと思います!
台湾でノマドをする際の費用はどのくらい?
では実際に台湾でノマドを1ヶ月したらどのくらいの費用がかかるでしょうか?
1.宿泊費(6万円〜10万円)
台湾の宿泊費はコロナ明けから年々高騰しています。ドミトリーのような場所だと一泊2000〜3000円の箇所もありますが、普通のビジネスホテルのようなものだと1万円以上するところがほとんど。決して安いとはいえません。おすすめなのが、エアビーなどで1ヶ月単位で探したり、ゲストハウスなどに宿泊すると安く抑えることができます。
2.食費(6万円前後)
台湾のローカルフードは安いと思われがちですが、一食100元前後(500円前後)と毎日食べていたらそこそこの費用がかかります。仮にスーパーなどで自炊すればいいと思うかもしれませんが、台湾のスーパーは日本と比べてかなり高いです。そのため、自炊しても外食しても同じくらいの費用がかかります。台湾で安いものといえばドリンク店です!日本では500〜600円するのが普通ですが、台湾では300円前後で美味しいドリンクを飲むことができます。
そのほかノマド作業する際のカフェ代などを合わせれば6万円前後かなと思います。
3.交通費(0.5万円前後)
台湾の交通費は格安です。市内を走るMRTは初乗り20元(約100円)、どんなに遠くに行っても60元(約300円)ほどです。台湾の地方を回る場合は費用がかかりますが、台北市内のみを楽しむ場合はそこまで費用はかからないです。
4.通信費(0.3万円前後)
台湾でSIMを登録する場合、1ヶ月でおよそ3,000円前後が相場です。台湾のSIMは使いたい放題のものが多いので、PCとのデザリングなどには便利です。空港に到着するとSIMの販売所があります。
5.日用品(0.5万円前後)
台湾で日用品を購入する際は以下の店舗がおすすめです!
化粧品など↓
POYA
Watsons(ワトソンズ)


康是美(コスメド)
洋服↓
以上のことから台湾ノマドで必要な費用は1ヶ月15万円前後あれば安心です!
台湾ノマドは最初の一歩にぴったり!
海外でのノマド生活は憧れつつも「本当にできるのかな?」と不安になる方も多いと思います。その点、台湾は日本から近く、時差も少なく、食や生活環境も日本人に馴染みやすいので、初めてのノマド先としてはかなりおすすめな場所です!必要な持ち物や費用感も把握しておけば、現地で困ることはぐっと減りますし、安心して仕事と旅を両立できます!ぜひ台湾を第一歩として、自分らしい働き方を広げてみてください。