海外を旅しながらパソコン一台で働く「ノマド生活」に憧れを持つ人は多いのではないでしょうか。最近SNSなどを見ていると「パソコン一台で仕事をして、旅しながら働きたい!」と感じている人が多いように感じます。私はフリーランスのWeb制作者として、日本の仕事を受けながら台湾で約2年半生活していました。台湾現地でも仕事をしていたので、完全なノマドではありませんが、海外に拠点を置きながら働く「ノマド的な生活」を経験してきました。
この経験から本記事では、海外で暮らして感じたノマド生活の理想と現実、楽しかったことだけでなく、大変だった点や将来について考えたこともまとめてみます。これからノマドを目指す方の参考になれば嬉しいです!
ノマド生活に憧れたきっかけ
私がパソコンで仕事ができることに興味も持ったのが2019年。その当時は普通に会社員として働いていたのですが、人間関係に悩んでいた時に、パソコンで仕事ができる職業に転職したいと思ったのがきっかけです。その後Webスクールで技術を学び、2020から3年半ほどWeb制作会社で勤務した後、台湾に移住しました。
台湾では約2年半ほど滞在しており、日本の仕事をちょこちょこ受けつつ、現地では非正規社員として働いておりました。その仕事もパソコンでできる仕事だったので、たまに出社したり、在宅で仕事したりとノマド的な生活ができていたと思います。結果的に昔憧れていたノマド生活を送ることができました。
台湾での生活スタイル(実際の働き方について)

住んでいたのは台湾の台北と台南になります。週に2,3日は台湾の会社で働いていたので、出社の日もあれば、在宅のときもありました。日本での案件は不定期なので、出社時間などは決まっておらず、仕事があればパソコンで仕事をしていました。
台湾ではカフェの作業環境が充実していた
台湾や他の東南アジアのカフェは日本と比べて作業環境がとても充実しています。Wi-Fiが自由に使用できたり、何よりコンセントが自由に使用できるカフェが多いです。台湾に行くとわかるのですが、カフェなどでパソコンを広げて作業している人がとても多いです。もちろんコワーキングスペースのような場所もあります!ノマド環境に関しては日本よりは優れていました!

といっても毎日カフェで作業というわけではなく、半分が自宅、4割が出社、1割がカフェや外での作業というのが多かったです。
海外にいながら仕事が出来たという達成感
初めは大変なこともあるのですが、海外にいながらパソコンで仕事が出来ているという事の「達成感」はありました。実際にパソコンがあれが、仕事が出来ていましたし、平日に出かけることも可能でした。仕事の合間に台湾の街を散策したり、観光地に行って色々な体験をしたこともいい思い出です!
実際に海外で生活してみての現実と大変だったこと
2年半海外で生活してみて、理想な働き方ができた反面、大変だったこともたくさんありました。今回は実際に経験してきたから感じた理想と大変だったことをまとめてみます。
1.収入の不安定さは常にある
ノマドで生活する場合、正社員でリモート勤務OKの場所もあると思いますが、ほとんどが業務委託がフリーランスで仕事を請け負っている方が多いかと思います。そのため、収入は月によって波があるので、常に収入の不安定さに悩むことが多かったです。
私自身は最低限生活は出来ていたのですが、必ずしも贅沢できていたということは決してありません。また近年は円安なので、台湾での生活費も正直日本と同等がそれ以上でした。東南アジアに関してもどんどん高くなっていますよね。
2.体調管理やメンタル面の調整は大事
海外で体調が悪くなると、環境の変化が大きいのか、初めのうちは中々治りませんでした。私は保険に入っていたのですが、もし渡航先の国で保険に入っていなかった場合、多額の請求だってされるかもしれません。
生活面に関しても大変なことはあります。初めは観光気分でいいのですが、実際に生活してみると、言葉の壁などから日本では当たり前に出来ていた事が難しくなります。(買い物や小さな対応など)その結果メンタル面に不調が来ることもしばしばありました。
3.将来設計が曖昧だと不安が大きい
実際にノマドをしてみて、今から10年後どのような将来設計をしていくかと考えた時に、考えが曖昧だとかなり不安になります。もしフリーランスとしてノマドをしていた場合、
「10年後も世界を転々として過ごすのか」
「日本に戻って基盤を構築していくのか」
「何歳までノマド生活を続けるのか(その時は何歳になっているのか)」
などの将来設計も必要になるかと思います。
なぜずっとノマド(海外生活)は難しいと感じたのか
私は2年半台湾で生活した後、日本に帰国しました。そして今後の予定としては日本で生活していくつもりです。(数週間程度の働きながら海外へ行くなどはあるかもしれませんが、定住するということはしないと思います)
1.ライフステージの変化
一番大きかったのはライフステージの変化になります。というのも私の場合は離婚が原因で日本に戻ってきたという理由が大きいです。離婚後も台湾で生活したり、他の国にノマドをしながら働くことも可能なのですが、年齢も30代になったこともあり、将来のことを考えてノマド生活を終了することにしました。
2.30代という節目による心境の変化
私が台湾に移住したのは29歳の時です。以前は大阪で生活していたのですが、30歳になる前に思い切って挑戦してみたいと思い台湾に移住しました。最低限の生活は出来ていたのですが、このまま30代そして40代になるにつれて、ずっとこのままでいいのかという疑問は常にありました。
やはり海外ということもあり、外国人という立場にあるので色々生活するうえでの弊害などもありました。例えば、日本で積立NISAなどをしていたのですが、住民票を抜いて移住したのでNISAが出来なかったりと資産形成が難しかったです。それに外国人だからという理由で、政府からの補助金も該当しないことなどもあったので、何かと外国人だと海外で生活がしづらい部分もありました。(海外で生活していると、日本人なのに、日本政府の補助も該当しない場合もあります)
「自由」と「安定」のバランス問題
確かにノマドなどで海外で生活すると時間も好きなように使うことができるので「自由」になります。初めはそれでいいのですが、しばらくしてくると自由と同じように安定が欲しくなるのも現実にあります。私自身も会社員時代と比べて時間的には自由になったのですが、安定にはほど遠く、このまま40代に突入した時の生活スタイルが想像できませんでした。
海外ノマドは「若いうちに経験」がおすすめ!
ライフステージの変化があり、私はノマドのような生活をやめたのですが、必ずしもノマドを否定している訳ではないです。海外ノマドは自分の中でとてもいい経験になったのも事実です。
1.若いうちだと失敗しても取り返せる
海外生活を経験してきて感じることは、ノマド生活は若いうちには今後の大きな糧になると思っています。海外生活や日本では経験することの出来ない文化や習慣を感じることで、視野が格段に広がります。私も経験してとても良かったと思っています。
逆に30代からのノマド生活は正直少し怖い気持ちがあります。仮に30代でフリーランスになってノマド生活をしていた場合、海外でうまく生活できればいいのですが、もし生活スタイルが合わず、日本に帰国した場合、基盤がないと生活に困ったり転職先が見つからない危険性があると感じるからです。
2.行動力があるうちにしか出来ない
海外でノマドをするためには、海外でできる職業や職場に転職したり、業務委託で仕事を受けたりと、今までの生活を一度リセットする必要があります。それだけの行動力があるうちにしか、海外ノマド生活は出来ません。30代になってくると、結婚や家庭のことなどの考えることが増えてくるので、行動しやすい若いうちがおすすめです。
3.日本に戻っても活きる経験になる
20代で海外ノマドをして日本に帰国してきても、まだ転職先やキャリア形成はできます。そして、この経験がキャリアとしてつながる場合もあります。若いうちに海外に出て日本では経験することの出来ない体験をすることで、それを評価してくれる企業もあるかと思います。
これから海外ノマドを目指す人へ伝えたいこと
私は海外で2年半生活した後帰国したのですが、後悔は全くしておりませんし、むしろ良い経験をしたと思っております。海外に出ることで日本の良さを改めて実感できましたし、視野が広がったことで海外から来る外国人の気持ちもとても理解できるようになりました。
そこでこれから海外ノマドを目指す人にとって伝えたいことをいくつかまとめてみました。
1.まずは日本で稼ぐ力をつける
海外でノマドをしたい場合、一番早いのは「海外でもできる職業に転職する」です。フリーランスにならなくても、リモートがOKの企業も少なからずあります。いきなり正社員は難しくても、業務委託などでのライター業やSNSサポートなどの案件を請け負っている会社もあると思うので、まずは自分にできそうな仕事を探してみましょう。
そしてある程度、その仕事で稼げるなと感じたら海外でのノマドに挑戦してみましょう!
2.完全なノマドは別に目指さなくていい
海外ノマドというと、「海外を転々としてパソコンで仕事を受け持つ」というイメージが強いですが、例えば拠点は日本で「1週間だけ海外で仕事しながら生活してみよう。慣れてきたら1ヶ月間挑戦してみよう」などでも充分だと思います。始めから「日本から飛び出して海外で生活するんだ!」と決めてしまうと、後に理想と現実があまりにも離れてしまっていた場合にかなり後悔してしまいます。
ノマドは遊牧民という意味ですが、「拠点を持つノマド」でも良いと私は感じています。
3.無理にSNSの成功例を真に受けないようにする
SNSを見ていると海外ノマドでキラキラ生活していたりして羨ましいと思う方も多いと思います。確かに海外ノマドで成功している方もいますが、必ずしもその方達も全て上手くいっているという訳では無いかと思います。実際にノマドのイベントに参加したことがあるのですが、悩みを持っている方が多く、将来設計に悩んでいる方も多いのが現実です。無理にSNSの成功例を間に受けないようにしてください。SNSはメリットの部分しか情報が無い場合が多いので、気になる方は実際にお話ができる交流会などに参加してみると良いかもしれません。
海外ノマドは楽しいけど、ずっとは難しい
海外ノマド生活は、パソコンひとつで働きながら旅行したり、いろんな国の文化を体験できる、とても楽しい経験です。しかし、収入が安定しなかったり、体調やメンタルの管理が大変だったりと、将来の人生設計のことを考えると難しい面もあります。私も台湾で2年半ノマド的な生活をしましたが、ずっと続けるのは現実的ではないのかなと感じました。しかし海外ノマドがダメというわけではなく、若いうちに経験することで視野が広がり、将来に活かせると思います。ノマド生活は「ひとつの選択肢」と考えて、自分に合った方法で挑戦するのが大事です!

フリーのWeb制作者です

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